2012年01月28日(土曜日) [長年日記]
▌ そろそろ来年度の講義要項を
来年度からはまたちょっと担当変更で,メインは以下の4科目か.選択の英語が抜けて理論史が新たに加わるので今までの政治学含め内容を検討しているところ.ちなみに日本国憲法は他学科の科目.
- 法学(必修,通年)
- 日本国憲法(必修,半期)
- 政治学(事実上必修,通年)
- 政治理論史(選択,通年)
政治学のテーマは現代デモクラシー論で,主に制度論を中心に比較政治学っぽい内容を扱っている.理論史も今のところの方針ではデモクラシー論を中心に,出来れば福祉国家論やジェンダーを扱いたいと考えているが,初めての科目なのであまり気負わずオーソドックスな教科書を使って行く方がいいんじゃないかという気もする.おそらく履修者はそれほど多くならないのでいろいろ工夫はしていきたい.
先日頂いた『アクセスデモクラシー論』に加え,デモクラシー論関連の書籍が立て続けに出ているのでここらも目を通しておきたいところ.
2012年01月26日(木曜日) [長年日記]
▌ いただきもの:アクセスデモクラシー論
執筆者のお一人である岡崎先生よりご恵贈頂きました.
- 日本におけるデモクラシーの変容(森 政稔)
- 福祉国家の変容とデモクラシー(田村 哲樹)
- 参加と動員の変容とデモクラシー(野口 雅弘)
- ポストモダニズムとデモクラシー(小田川 大典)
- デモクラシーにおける古典と現代(空井 謙)
- デモクラシーにおける自由と平等(井上 彰)
- デモクラシーにおける合意と抗争(谷澤 正嗣)
- デモクラシーにおける理性と感情(齋藤 純一)
- 選挙制度とデモクラシー(岡崎 晴輝)
- 自治・分権とデモクラシー(小原 隆治)
- 市民社会とデモクラシー(宇野 重規)
- 国際社会におけるデモクラシーの可能性(内田 智)
来年度から教養の「政治学」に加えて「政治理論史」を持つこともあり,ぜひ活用させて頂きたいと思います.しかし,来年度はまた授業組み直さないとなあ.
2012年01月18日(水曜日) [長年日記]
▌ いただきもの
浜中先生よりご恵贈いただきました.いつもありがとうございます.
- 浜中新吾,2011.「中東地域政治システムとイスラエル:国際システム理論によるイラン問題へのアプローチ」『山形大学紀要(社会科学)』第42巻,第1号,pp.1-23
- 浜中新吾,2011.「ハイブリッド型権威主義体制の与党支持構造:エジプト・シリアの比較分析」『アジア経済』第52巻,第23号,pp.2-30
『アジア経済』は論争的な書評論文,湊一樹「分析・解釈・エンサイクロペディア」も掲載されているので購入しようと思っていたところです.ちなみに湊先生の論文は研究者紹介のページでも入手することが出来ます.
2012年01月08日(日曜日) [長年日記]
▌ 明けましておめでとうございます
松の内も明けてしまいましたが,皆様明けましておめでとうございます.本年もどうぞよろしくお願いします.昨年は専門外も多かったのですが,いくつか論文を発表することが出来ました.今後とも研鑽を積んでいきたいと思います.
- 小林秀高「モンゴル国における民主主義の定着と市民意識」『国際開発学研究』11(1), 17-41, 2011年9月
- 藤田守,庄内慶一,小林秀高,杉本雅彦,石原学「日本語聴解力養成のためのe-learningシステムによる入学準備教育―中国在住の中国人留学生を対象に」『跨文化交流中的日语教育研究』2, 295-297, 2011年8月
- Keiichi Shounai, Masahiko Sugimoto, Hidetaka Kobayashi, Mamoru Fujita, Satoshi Kotaki, Manabu Ishihara "Effects and Evaluation of a Pre-School Education Program Using an E-learning System," International Journal of Computer Science and Information Security, 9(8) 32-38, 2011年8月
- 小林秀高「協定による民主化と民主主義の定着―モンゴル国における民主化と準大統領制」『東海大学政治学研究』26, 1-15, 2011年3月
- 小林秀高「定量的比較民主化研究における民主主義計測の特徴とその課題」『政治・経済・法律研究』13(2), 43-72, 2011年3月
- 杉本 雅彦, 小林 秀高, 庄内 慶一「拓殖大学北海道短期大学におけるe-learningシステムを活用した入学準備教育―入学準備教育の実施と今後の課題」『人文・自然・人間科学研究』(25), 75-96, 2011年3月
2011年12月23日(金曜日) [長年日記]
▌ 日本の雇用と労働法
ぼくは政治学が専門なわけですが,大学での位置づけは法学担当教員で,政治学も担当しているもののメインの担当科目は法学や憲法になっています.おそらく,政治学と法学の専門家以外は,両者は似たような分野と認識している方が多いように感じているのですが,ぼくは法学の授業をやるにあたってはいつも両者のずれに違和感を感じているわけです.ちなみに,憲法はどちらかというと法学より政治学の領域に近いのではないかと感じています.
そんなわけで,法学関係科目は未だに中身がなかなか固まっていかないのですが,『日本の雇用と労働法』は大変参考になった.
法学系と社会科学系の間のディシプリンのずれは,労働問題というほとんど同じ社会現象を取り扱う場合であっても,なかなか埋まりにくいようです.
本書は,(中略)いわば「二つの文化」を橋渡しする有用な副読本です.
濱口桂一郎,2011.『日本の雇用と労働法』日本経済新聞社,pp.3-4.
ちなみに,現在持っている通年の法学では,前期は日本国憲法,後期は刑法と刑事裁判をメインに扱っているのですが,来年度の後期は本書を教科書にして雇用関係をテーマにしても良いかもしれない.刑法や裁判よりは学生には身近だろうし.ただ,ぼくがもう少し勉強しないと出来ないな.
同じような意味で,この本にもちょっと興味が出てきた.「○○の政治学」というタイトルがついた政治学とはまったく関係ない本もしばしばありますが,こちらは著者的にそんなことは無いはず.
