政治学 邦語文献目録

■ Last Modified 2013/01/05 13:00 ■

辞典・辞書

政治学分野の専門辞書には以下のものがあるが,ほとんどが品切れとなっています.大学や地域の図書館などで利用して下さい.

  1. 中村 哲, 丸山 真男, 辻 清明編,1954.『政治学事典』平凡社
  2. 大学教育社編,1998.『現代政治学事典 新訂版』ブレーン出版
  3. 阿部 斉,高柳 先男,内田 満,1999.『現代政治学小辞典 新版』有斐閣
  4. 猪口 孝,岡沢 憲芙,スティーブン・R・ リード,大澤 真幸,山本 吉宣編,2000.『政治学事典』弘文堂2004刊行の縮刷版がある
  5. 猪口 孝,田中 明彦,恒川 惠一,薬師寺 泰蔵,山内 昌之,2005.『国際政治事典』弘文堂

政治学

共通科目(通年)「政治学」の参考文献になります.前期には民主制の基本的な仕組み(現代の民主主義,大統領制と議会制,選挙と政党制),後期には各国で実際に民主制がどのように機能しているか(日本の戦後政治,アメリカ・イギリスの民主制,東アジアの民主制)がテーマとなります.

  1. 猪口 孝,1985.『社会科学入門:知的武装のすすめ』中公新書
  2. 北山 俊哉,真渕 勝,久米 郁男,2009.『はじめて出会う政治学:構造改革の向こうに 第三版』有斐閣
  3. 伊藤光利,2009.『ポリティカル・サイエンス事始め 第3 版』有斐閣

映像資料

  1. 想田 和弘(監督),2007.『選挙』紀伊国屋書店
  2. ジョン・ウェルズほか(製作)1999-2006. 『ザ・ホワイトハウス』(The West Wing),ワーナー・ホーム・ビデオ
  3. ジョージ・クルーニー(監督), 2012.『スーパー・チューズデー:正義を売った日』松竹
  4. フィリダ・ロイド(監督),2012.『マーガレット・サッチャー:鉄の女の涙』ギャガ

民主制

  1. ブルクハルト・ヴェーナー,2000.『レオニーの選択』光文社
  2. 久米 郁男,川出 良枝,古城 佳子,田中 愛治,真渕 勝,2011.『政治学 補訂版』 (New Liberal Arts Selection),有斐閣
  3. 岩崎 美紀子,2005.『比較政治学』岩波書店
  4. 真柄 秀子,井戸 正伸,2004.『比較政治学 改訂版』放送大学教育振興会
  5. 白鳥 令編,1999.『政治制度論:議院内閣制と大統領制』芦書房
  6. スティーブン・リード,2006.『比較政治学』ミネルヴァ書房
  7. 川人貞史,吉野孝,平野浩,加藤淳子,2011.『現代の政党と選挙 新版』有斐閣
  8. 佐伯胖,1980.『「きめ方」の論理―社会的決定理論への招待』東京大学出版会

日本の戦後政治史

  1. 飯尾 潤,2007.『日本の統治構造:官僚内閣制から議院内閣制へ』中公新書
  2. 加藤 秀治郎,2003.『日本の選挙』中公新書
  3. 石川 真澄,山口 二郎. 2010.『戦後政治史 第三版』, 岩波新書
  4. 星 浩,2005.『自民党と戦後:政権党の50 年』, 講談社現代新書

欧米の民主制

  1. 高橋 和之編,2007.『新版 世界憲法集』岩波文庫
  2. 馬場 康雄,平島 健司編,2010.『ヨーロッパ政治ハンドブック 第二版』東京大学出版会
  3. 網谷 龍介,伊藤 武,成廣 孝編,2009.『ヨーロッパのデモクラシー』ナカニシヤ出版
  4. 小川 有美,岩崎 正洋編,2004.『アクセス地域研究Ⅱ:先進デモクラシーの再構築』日本経済評論社
  5. 岩崎 正洋編,2011.『政党システムの理論と実際』おうふう

東アジアの民主制

  1. 岩崎 育夫,2009.『アジア政治とは何か:開発・民主化・民主主義再考』中公叢書
  2. 武田 康裕,2001.『民主化の比較政治:東アジア諸国の体制変動過程』ミネルヴァ書房
  3. 国分 良成編,2009.『現代東アジア:朝鮮半島・中国・台湾・モンゴル』慶應義塾大学出版会
  4. 中村 勝範編,2005.『主要国政治システム概論 改訂版』慶應義塾大学出版会

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地方政治論

  1. 『特集:地方議員と政党組織』レヴァイアサン51号(2012秋)
  2. 曽我 謙悟,待鳥 聡史,2007.『日本の地方政治:二元代表制政府の政策選択』名古屋大学出版会
  3. 馬渡 剛,2010.『戦後日本の地方議会:1955‐2008』ミネルヴァ書房

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政治理論史

政治学と同じくテーマは民主主義ですが,歴史的および思想史的な要素,かつ現代的なテーマにも触れながら.

  1. 川崎 修,杉田 敦 編,2012.『現代政治理論 新版』有斐閣
  2. 中谷 猛,足立幸男,1994.『概説 西洋政治思想史』ミネルヴァ書房

映像資料

  1. シドニー・ルメット(監督),1957. 『十二人の怒れる男』ユナイテッド・アーティスツ(20 世紀フォックスより日本語版DVD,2010)

リベラリズム

  1. 藤原 保信,1993.『自由主義の再検討』岩波新書
  2. 児玉 聡,2012.「喫煙の自由とその限界」宇野重規,井上彰,山崎望編『実践する政治哲学』ナカニシヤ出版,pp.5-34.
  3. 井上 雄彦,1990-1996.『SLAM DUNK』集英社(コミックス全31 巻)
  4. 二ノ宮 知子,2001-2010.『のだめカンタービレ』講談社(コミックス全25 巻)

権力

  1. アルドリッチ(湯浅 陽一),2012.『誰が負を引き受けるのか:原発・ダム・空港立地をめぐる紛争と市民社会』世界思想社
  2. 楳図 かずお,1972-1974.『漂流教室』小学館(文庫版全6 巻)

民主制

  1. アレンド・レイプハルト(粕谷祐子),2005. 『民主主義対民主主義:多数決型とコンセンサス型の36 ヶ国比較研究』勁草書房
  2. 吉田 徹,2011.『ポピュリズムを考える:民主主義への再入門』NHK ブックス
  3. サミュエル・ハンチントン(鈴木 主税),1998.『文明の衝突』集英社

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政治学方法論

今度新規で持つ授業としては「社会統計学」なのですが,何をやったものか検討中.

  1. 高根 正昭,1979.『創造の方法学』講談社現代新書
  2. 谷岡 一郎,2000.『「社会調査」のウソ:リサーチ・リテラシーのすすめ』文春新書
  3. 菅原 琢,2009.『世論の曲解:なぜ自民党は大敗したのか』光文社新書
  4. G・キング,R・O・コヘイン,S・ヴァーバ(真渕 勝 監訳),2004. 『社会科学のリサーチ・デザイン:定性的研究における科学的推論』勁草書房
  5. ヘンリー・ブレディー,デイヴィッド・コリアー(泉川 泰博,宮下 明聡),2008. 『社会科学の方法論争:多様な分析道具と共通の基準』勁草書房
  6. アレキサンダー・ジョージ,アンドリュー・ベネット(泉川 泰博),2013.『社会科学のケース・スタディ:理論形成のための定性的手法』勁草書房

1は,著者がアメリカ留学で身につけた科学的な社会学の研究アプローチを,体験談を交えながらまとめたもの.本書は日本の社会科学系の大学で,今でも基礎ゼミや導入教育で取り上げられることが多い.2は社会学者である谷岡が,新聞や雑誌などメディアに出てくる統計的な調査が以下に杜撰であるかを取り上げた一般的読み物.その中で,調査の方法論の重要性を取り上げている点が特徴的.3は同じく,メディアで論じられる印象論的な「通説」を,統計学的手法により検証していく.

4は統計学的ロジックをもとに,社会科学の研究デザインを論じた教科書.キングが中心となって書かれた.本書は,統計学的(定量的)アプローチが質的(定性的)研究に対しても,研究を蓄積し,その質を高める上で有効であることを示す.その手法への賛否や有効性をめぐって学会誌で特集が組まれるなど大きな論争を呼んだ.5はその後の論争をまとめたもの.

計量分析

  1. 増山 幹高,山田 真裕,2004.『計量政治分析入門』東京大学出版会
  2. 浅野 正彦,矢内 勇生,2013.『Stataによる計量政治学』オーム社
  3. 飯田 健, 2013. 『計量政治分析』(Rで学ぶデータサイエンス),共立出版
  4. 松原 望,飯田 敬輔編,2012.『国際政治の数理・計量分析入門』東京大学出版会
  5. 浅野 耕太,2012.『政策研究のための統計分析』ミネルヴァ書房
  6. 松田 憲忠, 竹田 憲史編, 2012. 『社会科学のための計量分析入門:データから政策を考える』ミネルヴァ書房

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